そもそも訪問看護とは?
- yasashiicoltd
- 2024年10月22日
- 読了時間: 3分
皆さんは「訪問看護」という言葉を耳にしたことがありますか?「看護」と聞くと、病院や診療所で受けるケアを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、訪問看護は少し異なります。今回は、訪問看護について詳しくご紹介します。
訪問看護とは?
訪問看護とは、看護師や保健師などの専門スタッフが、医師の指示のもと、自宅や施設で療養されている方々に対して行うケアのことを指します。病気や障がいを抱えた方、高齢者、退院後のケアが必要な方など、通院が困難な方に対し、住み慣れた自宅で必要な医療的ケアを提供するサービスです。
訪問看護の目的
訪問看護の最大の目的は、利用者が安心して自宅で療養生活を送れるようにサポートすることです。自宅で過ごす時間が増える中で、専門的なケアやリハビリを受けることで、身体的・精神的な負担を軽減し、QOL(生活の質)を高めることを目指します。また、病状の悪化を防ぎ、必要に応じて医療機関との連携を図りながら、利用者の状態に合わせたケアを提供します。
訪問看護の具体的なサービス内容
訪問看護では、さまざまなケアが提供されます。以下がその主な内容です。
病状観察・健康管理 体温や血圧の測定、症状の確認などを通じて、利用者の体調を常に把握します。病気の進行を防ぐために必要な対応を行い、医師と連携して治療計画を調整します。
服薬管理 医師の指示に基づいて、利用者が正しく薬を服用できるようサポートします。薬の効果や副作用をチェックし、適切な服薬指導を行います。
リハビリテーション 身体機能の維持や回復を目指したリハビリを、自宅で受けることができます。専門のスタッフが、利用者の状態に応じて無理のないリハビリ計画を作成し、支援します。
医療的ケア 点滴やカテーテルの管理、人工呼吸器のサポート、床ずれの予防・ケアなど、在宅で必要となる医療処置を行います。これにより、入院せずとも継続的なケアを受けることができます。
日常生活の支援 入浴や食事、排泄など、日常生活における介助も行います。身体的なサポートだけでなく、利用者の生活リズムを尊重し、自立を促進する支援を心掛けています。
訪問看護のメリット
訪問看護を利用することで、以下のようなメリットがあります。
自宅での安心感
慣れ親しんだ環境でケアを受けられるため、心理的な負担が軽減されます。
家族のサポート
看護師が来ることで、家族も安心してケアを任せられ、負担を軽減できます。
また、家族への看護指導も行い、日常のケアをサポートします。
医療機関との連携
訪問看護は医師や病院とも密接に連携しているため、異常があった場合も迅速に対応できます。
訪問看護を利用するには?
訪問看護を利用するには、医師の指示が必要です。病院で治療を受けた後、自宅で療養する際や、通院が難しい状況になった際に、主治医と相談して訪問看護の手続きを進めることができます。また、介護保険や医療保険を利用してサービスを受けることができるため、費用面でも安心です。
訪問看護は、利用者が住み慣れた自宅で安心して療養できるようにサポートする重要な役割を果たしています。もし、ご自身やご家族が在宅でのケアを必要としている場合は、ぜひ一度、訪問看護を検討してみてはいかがでしょうか?
訪問看護ステーションでは、皆様の生活をサポートし、より良い在宅療養生活を提供するために全力でお手伝いしています。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
